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執筆者の写真KJ Sunada

第5回:利益計画をつくってみての初めての壁。起業アイディアに磨きをかけています。



長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ!」の第4回目を開催しました。


11月30日(火) 18:00 ー19:45

利益計画を踏まえた、事業アイディアのプレゼンテーション


毎回、プレゼンテーションから始めているのですが、今までは二人ほどの発表で終わるところ、今回は4つのアイディアのプレゼンテーションがされました。


- 10代向けのメンタルヘルスケアアプリ

- 家族の時間を大事にする親子旅サービス

- 長崎のお魚事業者のDX化推進サービス


どれもワクワクするアイディアにブラッシュアップされてきており、質疑にも熱が入ってしまった結果、予定の90分を超過。。。


本当は、いつものワーキングも準備していたのだけれど。


今回、利益計画をつくってみることを宿題としました。

そこで私が気づいてほしかったのは、具体的な数値を考えることによる、ビジネスの具体化の思考プロセスです。利益計画自体が重要なわけではありません。どうせ今作ったものなんて半年後にはまったく役にたちません。考えることが大事。悩むことが大事。


売上をつくるのに、顧客数と単価をつくる。単価は5,000円なのか、4,980円なのか、たったそれだけのことでもいくらでも議論がある。起業して1ヶ月目から顧客がとれるなんて考えてはいけない。

人件費を計上してみたら赤字になるので、資金がもたないことを、そこで初めて知る。

文字に書くと当たり前のこと、教科書に書いてある当たり前のことなんです。

しかし、実際に自分が来年の4月からやるんだと思って一つづつの数字に魂を込め始めると、まったく違う景色が見えてきます。


利益計画に始めて手をつけたことで、考えていたアイディアが小さいことを知り、拡張性がないことを腹落ちし、 "やりたいこと" の気持ちだけで事業はつくれないことに気づいたとおっしゃっていた参加者もいました。


具体的に考えてみて考えが足りていなかった自分に気付きます。不安になる。起業するなんて言ったけど、あと半年でどうにかなるのだろうか?

起業家の誰しもが起業前夜に頭を抱えていないことなんてありません。夜も眠れなくなるほどに悩みましょう。自分がこれから作る事業で頭がいっぱいになり、アイディアが湧いてきてしょうがなくなる夜を過ごしましょう。

それで成功するかは誰にもわかりませんが、その日々を楽しんでいる自分がいることに気づくはずです。もう止まれない。その底なしに湧き出てくる "何か" こそが起業家が起業家たりえるものなのだと、私は思います。




では、来月の宿題です。


第6回コッコデショ!

日程:12月28日(火)18:00-19:30

場所:HafH Nagasaki SAI 2F


宿題:

プロダクトのイメージをつくってくる。


要件:

  • プレゼンテーション資料の表現でかまいません。動くアプリケーションやデザインを作ることまで求めません。

  • これまで議論してきたユーザーの課題をよく考えましょう。何でもかんでも詰め込む必要はありません。たった一つのMust Buy なキラーコンテンツに磨きをかけましょう。Nice to Have なプロダクトからもっととんがったものができるといいですね。

  • 友人にそのプロダクトを使いたいか、課金するものであればその金額を支払ってでもほしいかを聞いてみましょう。聞いてみる時に具体的に表現されたものがなければ、使いたいかどうかを答えることもできません。それくらい具体的につくってみましょう。

  • ここまで、市場規模の確認、何が課題かを探すこと、会社としてやっていける事業かを確認するための利益計画を勉強してきました。これから、ずっとこれらとのバランスを考えていく必要があります。とってもいいプロダクトでもお金にならなければ継続できません。どれだけ素晴らしい綺麗な利益計画でも、プロダクトが素晴らしくなければ絵に描いた餅です。しかし、今回はややバランスを忘れてでも、プロダクトのアウトプットにフォーカスしましょう。何の課題を解決するプロダクトなのかに磨きをかけましょう。

また、来月お会いできるのを楽しみにしています!



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